戦争コメディーの傑作「戦略大作戦」2013年04月15日 13時04分10秒

戦争映画というとリアルなものが好まれる傾向にありますが、個人的にはコミカルな戦争映画が好きです。中でも、「戦略大作戦」(Kelly's Heroes、1970年)は戦闘シーンとコミックな部分が適度にまざった傑作だと思っています。

ケリー二等兵(クリント・イーストウッド)とビッグジョー曹長(テリー・サバラス)は前線でドイツ軍の将校を捕虜にします。酔わせて自白させると、なんと前線の先のドイツ軍占領地に金塊が大量に保管されていることがわかりました。それで、ケリーとビッグジョーは部下たち、そして戦車隊の軍曹オッドボール(ドナルド・サザーランド)を仲間に引き入れて、金塊を目指して、前線を超えて、ドイツ軍領内に侵入するのです。ドイツ軍機に見つかり空襲を受けたり、地雷原に踏み込んだりしますが、ようやく、目指す町が見下ろせる丘にやってきます。

ところが、そこはドイツ軍の誇るタイガー戦車が2台とドイツ軍部隊が警備していたのです。ドイツ軍部隊は寝込みを襲って片付け、タイガー戦車も1台はなんとか破壊するのですが、もう1台のタイガー戦車は屈強なドイツ軍戦車長(カール=オットー・アリベルティ)が激しく抵抗をします。はたして、ケリーたちは目指す金塊を手にいれることができるのでしょうか・・・

いちばん笑わせてくれるのは、オッドボールとクラップゲーム軍曹(ドン・リックルズ)です。邦題は少し大袈裟ですが、楽しめる戦争コメディーです。