「日活」アクション映画は学芸会です(笑い)2013年07月21日 09時33分31秒

一世を風靡した日活のアクション映画で、いまでも石原裕次郎や小林旭、あるいは宍戸錠、赤木圭一郎の人気は伝説になっています。でも、いまテレビで再放送されているのを見ると、思わず吹き出してしまいます。台詞まわしはまるで学芸会のように下手だし、アクションも迫力がありませんし、第一、設定が荒唐無稽なので、笑ってしまうのです。

その代表に赤木圭一郎主演の「紅の拳銃」を槍玉(笑い)にあげましょう。これは赤木圭一郎が殺し屋になるという設定なのですが、その殺し屋を育てるシーンが笑ってしまうのです。垂水吾郎がその殺し屋の先生なのですが、なんと黒板にワルサーP38の分解図を書いて、それを主人公に説明するのです。殺し屋が拳銃の構造を知って、なんか意味があるのでしょうか。拳銃評論家などになるのでしたら意味があるのですが、殺し屋が拳銃の構造を知っているからと言って、凄腕の殺し屋になれるのでしょうか?

小林旭の「渡り鳥」シリーズも笑ってしまいます。日本のどこで、馬に乗って、ギターを持った渡り鳥が、全国各地を回って、悪党を懲らしめるのでしょうか。「水戸黄門」なら、時代劇ということで、これも嘘八百なのですが、まだ許せます。しかし、昭和30年代のギターを持った「渡り鳥」はナンセンスの極みだと言っておきましょう。

石原裕次郎は突然歌を歌い出したりして、これはミュージカル?などと笑ってしまいます。まあ、日活アクション映画はお笑い映画として見るのが正しいのかも知れません。

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