テーマ音楽や挿入歌が懐かしい「アラモ」2018年01月13日 20時16分36秒

映画「アラモ」(The Alamo)はジョン・ウエインの監督・主演で、スケールの大きなテキサス独立戦争の中心となるアラモの戦いを描いた作品ですが、個人的にはテーマソングや挿入歌が懐かしい作品です。というのは、音楽担当がディミトリー・ティオムキンで、「遥かなるアラモ」(The Green Leaves of Summer)や「皆殺しの歌」(De Guello)が使われているからです。前者はフォークソンググループのThe Brothers Fourがカバーしていますし、後者は史実でメキシコ軍がアラモの砦を攻撃するときに実際に使用した曲をティオムキンが編曲したものです。この「皆殺しの歌」は映画「リオ・ブラボー」でもネルソン・リドル楽団の演奏によって使われていますね。ティオムキンは西部劇の音楽担当として有名で、「真昼の決闘」や「OK牧場の決闘」でも音楽を担当しています。

映画のストーリーはメキシコから独立してアメリカ合衆国の一員となろうとするテキサス民兵と領主国であるメキシコ軍の要衝アラモの砦をめぐる攻防戦を描いたものです。砦の守備隊長ウイリアム・トラヴィス大佐にローレンス・ハーヴェイ、義勇軍として駆けつけるデイビー・クロケット大佐にジョン・ウエイン、助っ人の一匹狼ジム・ボウイにリチャード・ウイドマークという豪華な顔ぶれでした。ほかに、フランキー・アヴァロン、リチャード・ブーンなども出演しています。サンタ・アナ将軍が率いるメキシコ軍が古風な軍服を着て、太鼓を打ち鳴らしながら、行軍していく様子も記憶に残っています。

制作はユナイテッド・アーティスツ(UA)、1960年の作品です。

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