「怪傑ゾロ」の映画はやっぱりアラン・ドロン2013年05月07日 21時51分52秒

ジョンストン・マッカレーの小説「怪傑ゾロ」は何度か映画化されています。1920年にダグラス・フェアバンクス主演で「奇傑ゾロ」(The Mark of Zorro)として映画化されて以来、タイロン・パワー主演の「怪傑ゾロ」(The Mark of Zorro、1940年)、ガイ・ウィリアムズ主演の「怪傑ゾロ」(The Sign of Zorro、1958年)などがありますが、比較的最近ではアントニオ・バンデラス主演の「マスク・オブ・ゾロ」(The Mask of Zorro、1998年)があります。しかし、個人的にいちばん面白いのは「アラン・ドロンのゾロ」(Zorro、1975年)だと思っています。

アラン・ドロンが主演50作目の記念作品だから張り切ったのか、気持ち良さそうに怪傑ゾロを演じています。そして、オルデンシア姫のオッタビア・ピッコロの可愛さが印象に残っています。さらに、悪役の大佐であるスタンリー・ベイカーの好演も光ります。The Maskとはゾロがかぶっているマスクのことですし、The Markとはゾロが剣で相手の服に刻み込むZのマークのことを意味しています。なにしろ簡単なストーリーの勧善懲悪ものですが、こういう映画は主演によって決まります。アントニオ・バンデラスのゾロはなんとなく颯爽としていませんし、相手役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズがあまり決まっていない感じがしました。キャサリン・ゼタ=ジョーンズはやはり「エントラップメント」が最高だと思っています。

話がそれましたが、いまゾロをやるとしたら、やはりジョニー・デップでしょうか。でも、相手役の可愛い女性というのが、どうもハリウッド女優にはいそうもありません。ですので、「アラン・ドロンのゾロ」を超える「怪傑ゾロ」は作られそうもないと勝手に思っています。

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